鮭とサーモンは同じ魚種?

時々、お寿司屋さんなどで鮭(サケ)とサーモンが別の魚として言われています。例えば、トラウトサーモンという鮭のような寿司ネタがあります。これは養殖されたニジマスを指すため、確かに鮭ではありません。

しかし、鮭(サケ)と鱒(マス)は本質的に同じ魚と見ることもできます。食品衛生法の関係で、日本では川で生涯を過ごすものを「ヒメマス」と言い、海に下るものを「ベニザケ」と言います。しかし、これらは全く同じ魚種。つまり、鮭とサーモンを厳密に区分することはあまり意味を持たないケースもあります。

ただし、細かい味の質や生育環境が全く違います。日本で取れる主流の鮭である白鮭(秋鮭)、チリ産が中心となっている銀鮭、アラスカやロシア産の紅鮭、カナダのキングサーモン、ノルウェー産のトラウトサーモンなどがあります。それぞれ適切な料理法がありますから、料理にあった種類を選ぶとよいでしょう。


日本人と鮭(サケ)の歴史

多くの日本人が愛する魚料理。寿司や刺身、焼き魚、さらには鍋など、様々な料理に魚が取り入れてられています。とりわけ、鮭は魚料理の中でも大人気で、2009年の魚介類の消費量ランキングでは1位となるほど人気の魚です。(2位:イカ、3位:マグロ)

また、鮭釣りを趣味とする人もいらっしゃるでしょう。東北や北海道では鮭釣りが盛んです。早朝が鮭釣りには絶好のタイミングで、シーズンになると河口付近には早朝から釣り人が姿を見せます。

徳川家や戦国武将も愛した鮭

鮭を愛する日本人は非常に多いでしょう。鮭の身はもちろん、食通に言わせれば皮も非常に好まれています。実は、多くの歴史人物も鮭を愛したという話には事欠きません。

鮭は徳川家に愛されているというエピソードが豊富です。文献によると江戸幕府の創始者である徳川家康も「分厚い鮭の皮をくれたら褒美として城をやる」と言ったというエピソードがあったり、水戸黄門で知られる徳川光圀も鮭の皮が大好きだったりと、鮭の味覚を求める人は古くから後を断たないことがわかります。

また、大河ドラマ「独眼竜政宗」の敵役となった最上義光は戦国ファンが「鮭様」と呼ぶほど無類の鮭好き。家臣から鮭をもらうたびにお礼の手紙を書くという逸話もあれば、年貢として米ではなく鮭を納めさせているというエピソードもあります。このように、戦国時代から鮭が愛されているというエピソードが豊富です。

鮭釣りの方法

日本では鮭釣りが盛んです。特に東北地方や北海道では、8月下旬から11月下旬までの鮭釣りシーズンになると多くの釣り人が訪れます。

鮭釣りのエサは、例えばカツオやサンマ、赤イカなどが挙げられます。また、アキアジのルアーなどでフィッシングを行う釣り人もいます。

早朝5~8時頃が鮭釣りには絶好の時間帯です。この時間帯を狙って河口付近には釣り人が集中します。もちろん、漁獲が禁止されている水域もあるので鮭釣りには注意が必要です。


鮭の栄養